紙の月 [読書]
まじめな主人公が、共働きになり、夫の言葉にちょっとした不信感を募らせる。
仕事では顧客に信用され、年下の大学生と知り合い、奈落崩壊してゆく。
すごくリアル。
あのとき、こうしなければ・・と何度か振り返っているけど、
人は誰でも、そうなんじゃないかと思う。一つ位はこう思って悔やんでる。
あのとき、あれを選んでいれば・・。
あのとき、あれをしなければ・・。ああしていれば・・。
まだ返済できると考えていたうちはいいけど、経済的に恵まれてると思われるよう、
恋人に見栄を張って、豪華スィートの連泊やマンションや車を与えるのは読んでいて痛い。
でも誰でもありえることのようで恐ろしくてたまらなかった。
見栄って恐ろしい。横領をどんどん繰り返す慣れも恐ろしい。
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